皮膚の構造 ~表皮Ⅱ~
表皮の生まれ変わり
表皮は約28日の周期で生まれ変わります。基底層にある基底細胞は、毛細血管から栄養や酸素を取り入れ、細胞分裂を繰り返しながら、約14日間で角質層へ到達します。
そして角質層に約14日間とどまりながら皮膚を保護する役割を果たし、やがて垢やフケとなって剥がれ落ちていきます。
この皮膚の新陳代謝(角化作用)のことをターンオーバーと呼びます。
皮膚のキメ
肌表面は一見平らに見えますが、表面を拡大すると凹凸の模様があります。この模様のことをキメと言います。溝の部分を皮溝(ひこう)と呼び、盛り上がっている部分を皮丘(ひきゅう)と呼びます。
また、皮溝が交差する部分には、毛の出口である毛孔があり、皮丘の中心部には汗の出口である汗孔があります。