Nayuの美容帳

美容についてゆるりと。

化粧品設計について

 化粧品の基本は、水(水性成分)脂(油性成分)界面活性剤の3つの成分です。水性成分は水に溶けやすい成分、油性成分は油に溶けやすい成分、界面活性剤は水と油を混ざった状態にする成分です。

 この3つを「ベース成分」といい、化粧品の70~90%はベース成分です。これはスキンケア化粧品でもメイクアップ化粧品でも変わりません。

 それでも、ベース成分に何を用いたか、その他の10~30%の部分に何を配合するかで特徴がガラリと変わります。ここが化粧品処方のおもしろい要素と言えます。

 

\\ここに企画者の思いが詰まっている!!//

機能性成分・有効成分

 

 美白や抗炎症、エイジングケアなどの効能効果を発揮したり、化粧品そのものの魅力を高めたりする成分になります。「肌をきれいに」「美白効果を感じて」などの企画者の思いが込められています。

 

\\ここがいわゆる「ベース成分」//

水・油・界面活性剤

 

 水性成分の代表として水、エタノール、水性保湿剤などがあります。油性成分では、炭化水素、高級感アルコール、高級脂肪酸、ロウ、油脂、エステル油、シリコーンなどがあります。界面活性剤はアニオン(陰イオン界面活性剤)、カオチン(陽イオン界面活性剤)、両性(アンホ界面活性剤)、非イオン(ノニオン界面活性剤)の4種類あります。

 

\\テクスチャーの要はここ!!//

その他の成分

 

 増粘剤のように感触や安定性を左右する成分や、香料や着色剤のように香りや色で化粧品の魅力を向上させる成分、防腐剤、酸化防止剤、PH調整剤のように品質保持に欠かせない成分などがここに分類されます。